このページは、アイルリンズの枝葉のページです。アイルリンズに関わりのあるアーティストのこと。過去の出会い、出来事など幅広く紹介して行きます。アイルリンズ・アーティストのほか、古くは八木山合奏団、岩渕まこと、小坂忠、センチメンタル・シティ・ロマンス、カーティス・クリーク・バンド(平野融、粟冠利郎、八木のぶお)、渡辺幹男、山口洋(ヒート・ウェイブ)、ドーナル・ラニ−、ジェラルド・ミューヘッド・・・。「ニューオリンズ・ジャズ&ヘリティジ・フェスティバル」、アラバマ州バーミングハムのミュージック・フェスティバル「シティ・ステージ」のレポートなど、少しづつ小出しに紹介して行きます。乞うご期待!


〜仙台=バーミングハム 私的音楽交流〜
佐々木 孝夫著
 1960年代、キング牧師に代表される「黒人の公民権運動」勃発の地としてよく知られているアメリカ南部アラバマ州。またこの一帯は"ディープサウス"あるいは"スワンプ地帯(湿地)"と呼ばれ、ゴスペルやブルース・ミュージックが盛んな土地柄でもある。 バーミングハム市は、首都モントゴメリーと並びアラバマ州の中核をなす都市で人口約100万人。ちょうど仙台と同じ規模の都市。もちろん高層ビルもあるが、それでも街並みはゆったりとし、郊外へとつづく緩やかな丘陵に囲まれた緑豊かな街だ。当初思い描いていたアメリカ南部特有の貧困にあえぐ黒人たちの暗いイメージはまったくない。抜けるような青空と鳥のさえずりの中みんなが豊かにゆったりと暮らしているといった光景に考えを新たにさせられてしまった。 このバーミンガム市において毎年開催されている音楽祭「City Stages」は、今年で11回目を迎える。アメリカでは、ニューオリンズの歴史的な音楽フェスティバル「ニューオリンズ・ジャズ&ヘリテージ・フェスティバル」が有名だが、この「City Stages」はそれに次ぐ大規模な音楽祭である。開催は毎年6月中旬の金・土・日の3日間。街のメイン・ストリートの交通を遮断し、道路上にそれぞれの特徴をもったステージが10数カ所作られ、地元の人気のミュージシャンをはじめ、世界的にも知られるアーティストもたくさん参加し、演奏が繰り広げられる。 今回この"City Stage"に行くことになったのは、"白石市出身のブルースマン、田中まことがその「City Stages」に参加、その交換条件として9月にバーミングハムのジャズ・ミュージシャン、ロバート・ムーアを日本に招き、「定禅寺ストリートジャズ・フェスティバル」のステージで演奏させる"という個人的な音楽交流事業を実現させるためである。
The Gallages Cafe(バーミングハム)の裏庭にて Topper Price:ブルース・フィーリングあふれるハープも抜群。 Ted 宅でのセッション風景:田中まこと、Robert Moore、Topper Price Ted 宅でのセッション風景:田中まこと、Robert Moore、Topper Price Robert Moore & Wildcatsの練習場所はRobertが家具工房に使っている倉庫。
アラバマキャット:ALABAMA CAT Eric Hargroves(ジェームス・ブラウンのドラマー) Topper Price 愛車?と・・・実は奥さんのマツダロードスター アイルランドの実力はグループ'Davish' アイルランドの実力はグループ'Davish'
 この一件は、一昨年まで仙台商業で英語を教えていたこのバーミングハム出身のテッド・ギルクリストとの出会いに始まる。 テッドはブルースが大好きで、仙台でも自らバンドを組み演奏活動をしていた。ある日、"出身地であるバーミングハムにトランペットとハーモニカを吹き歌うジャズ・ミュージシャンがいて、彼を日本に呼び演奏させたい"と私に話した。日本で知名度がまったくないミュージシャンを招聘することはそう簡単なことではない。一昨年の7月、彼がアメリカに戻ることが決まった時、この一件が心のどこかに引っかかっていた私は、つい調子にのって「絶対に実現させる」と口をすべらせてしまった。一方テッドも、田中まことを「City Stages」のステージに立たせたいという希望を持っていた。 テッドが日本を離れて一年後、私は「City Stages」を見るだけでもいいからバーミングハムに一度行ってみたいと思っていた。そんな矢先、"もし、まことが来るならロバート・ムーアの友人のブルースマン、トッパー・プライスのステージで競演できるかもしれない"という朗報がテッドから届いた。行くしかない。 ロバート・ムーアを「定禅寺ストリートジャズ・・・」に呼ぶ話は昨年から交渉していたので、今年のゲスト参加はすんなり決まった。問題はお互いの渡航に係わる費用である。どちらの出演からもギャラは出ない。でもお金以外の条件が整った・・・・"何とかなるだろう!"お得意の「見切り発車」である。一応"あて"にできるのは、まこととロバートの二人、二つの音楽イベント、二つの都市の交流を託けた「音楽交流基金」と銘打った基金募集のチラシだけである。一口10,000円、目標60口。今のところ15口、9月までになんとかしなくちゃ・・・) バーミングハムでのテッドの受け入れは万全だった。現地に着いたその日の夜から、ロバートとトッパーがテッドの家に集まりセッション。まことは8日間の滞在で、なんと「City Stages」のステージで2回、ライブハウスでの演奏5回という予想以上のライブチャンスを与えられ、アメリカ南部のライブ・ハウスをブッキングしている人、いろいろなミュージシャン、弁護士やお金持ち、にわかグルーピー?などたくさんの人に出会い、街を歩けばステージを見た人から声をかけられ握手を求められた。また、仙台放送のテレビ・クルーがロスから来てくれ取材をしてくれた。(6月29日「スーパーニュース」で放映済)・・・・・・・・・「見切り発車」の前半戦は大成功である。
Robert宅にて最後の晩餐 フェスティバル会場、レモネード売場にて ギリシャ料理の屋台 いろいろな屋台が連なるストリート SONYのデジカメ「サイバーショット」を見て話しかけてきたオッサン
かっこいい帽子がきまってるオジサン Wille King:ブルース界の「3大 King」といえば B.B King,Albert King,Fredy Kingだが、この人は?大 King の一人? Eric Essix(アラバマに拠点をおくフュージョン系ジャズ・ギタリスト) Topper Priceのステージ(Hardee's Stageにて) Topper Priceのステージ(Hardee's Stageにて)
Topper Priceのステージ(Hardee's Stageにて) Topper Priceのステージ(Hardee's Stageにて) Topper Priceのステージ(Hardee's Stageにて) Topper Priceのステージ(Hardee's Stageにて) Topper Priceのステージ(Hardee's Stageにて)
ダンス・ステージでのザーディゴ(アコーディオンとスチール製のウォッシュボードが特徴の演奏スタイル)の演奏。ドラムは子供でした。 ダンス・ステージでのザーディゴ(アコーディオンとスチール製のウォッシュボードが特徴の演奏スタイル)の演奏。ドラムは子供でした。 ギターテクニックで有名なNorman Breakのステージ HOT TUNA(六〇年代からやっているヨーマ・コーコネン、ジャック・キャシディのグループ) いつもの道すがら見かけるTedがお気に入りのトラック
バーミングハムの学生街?(そんな街並みだった)にあるレコード・ショップの入口階段 鉄(ブリキ)の造形(City Stagesの会場で) バードハウス(City Stagesの会場で) クラフト(City Stagesの会場で) インディオたちが奏でるデモンストレーション・テント
休憩中撮影のためにわざわざ被ってくれた。これは何だっけ? 古い教会と高層ビルが混在するバーミングハムの街 ポテトチップスも盛りつけが違うとなんだかとてもおいしそう! 郊外にはこんな家並が多い。頭で描いたアラバマとはちょっと違いバーミングハム市は
豊かさを感じる都市だ。
きれいに整備されているバーミングハムの街並み。